メイウェザー vs 那須川天心 動画 解説
世紀の一戦!
無敗の両者が大晦日に戦うという!
ちなみに、
ウェザー選手の2015年の年収はなんとなんと驚きの3億ドル!
2015年は1ドル120円ぐらいだったので日本円に換算すると360億円!!
まずは両者の簡単なプロフィール
50戦 20年間無敗のボクサー
元WBC世界スーパーフェザー級王者。元WBC世界ライト級王者。元WBC世界スーパーライト級王者。元IBF世界ウェルター級王者。元WBC世界ウェルター級王者。元WBC世界スーパーウェルター級王者。元WBA世界ウェルター級スーパー王者。元WBA世界スーパーウェルター級スーパー王者。元WBO世界ウェルター級王者。
28戦 無敗のキックボクシングの王者
16歳でRISEとBLADE王座、17歳でISKA世界王座を獲得、18歳でムエタイ二大殿堂ルンピニー・スタジアム現役王者に1ラウンドKO勝ち、19歳で2階級上のムエタイ王者に勝利した実績を持ち、『神童』『キックボクシング史上最高の天才』
今回の対戦は大晦日特番でかなりのビッグマッチということもあり両選手の事をほとんど知らない方も見たと思われますのでその点も踏まえて解説してみたいとおもいます。
まず、試合結果については1ラウンド、3回のダウンを奪われ、那須川天心選手のTKO負け。
メイウェザーが格の違いを見せつけた結果だった。
動画を見てまず、違和感があったのは那須川天心選手のダウンの仕方、まるでプロレスのような派手なダウンだった。
同じチャンネルで2時間前から他の試合を放送してダウンもあったがこんなダウンではなかったと思います。
これは明らかなパワーの違いです。
キックボクサーだからパンチだけでは不利なのではと言う前予想がありましまがソコではなく明らかなパワーの、違いでした。
それはメイウェザー選手が来いよとばかりに那須川天心選手にパンチを打たせガードで受けると言った場面がありましたがパンチは聞かずそればかりかプレッシャーを受け下がってしまいました。
もともと那須川天心選手のベスト体重は58k、一方メイウェザー選手は68k、今回の試合は那須川天心選手が少し増量して63kでしたが筋肉を5キロも付かれた訳ではないので実質的には10k違いウエイトの差が今回のダウンを作ってしまったようです。
しかし
今回思ったのが、階級別で競い合っている選手というのは体重差があるとこんなにももろいのか!?という部分です。もちろん、メイウェザー選手は伝説のボクサーで神の様な強さです。しかし、ダウンの吹っ飛び方を見るとテクニック以上にパワーも差がありました。
一方、プライドやK-1の無差別級で戦っていたファイターは10k 20kのは差はアルアルでしたし、須藤元気選手はバタービーンという自分より110k重い選手にも勝利しています。武蔵も佐竹も自分よりどデカイ相手に試合をしていました。
今回の試合では
那須川天心選手がキックボクサーである事や、メイウェザー選手がとんでも無く強い事を加味しても、、、
階級別でのチャンピオンが10k重いチャンピオンとするとこうなるんだなと、また、階級王者はその階級だけでの強者であって、全体ではそれほどでもない、言うのが率直な意見でした。
たしかに、柔道の、メダリストも無差別試合のグランドスラムでは初戦敗退ですからね。
デカイって、、、、、すごい事ですね。
帯について
帯は武道にとって欠かせない物であるとおもいます。
黒帯を取りたい!
黒帯になりたい!
というのは目標でたりモチベーションであり、黒帯になってからは黒帯としてのあり方を考えたりします。
白帯の頃、黒帯の先輩を見ていたあの頃は非常に大切で、また、忘れてはならない初心だとおもいます。
私の帯のお話
伝統空手編
伝統空手を始めたのは小学校低学年の頃、友達が始めたという、近所の武道館に入門しました。年に一、二回、の進級審査を経て中学校で初段を取りました。
初めての黒帯の感想は、長げー!って思いました。何故なのかはわかりませんが大人になっても巻けるように少し大きめのサイズを渡されたのだと思います。色帯より硬くぶ厚く刺繍で名前が入っている帯は本当に嬉しかったです。
フルコン空手編
10代後半からキックボクシングのジムに通っていた私は、同じジムで曜日違いのフルコン空手にも通うようになりました、最初は新たに白帯から初めて二年ほどで初段になりました。
やはり、色帯を巻いていると黒が欲しくなるもので最初は練習量を増やすためだったのに割と面白くなり初段を頂きました。
柔術編
25歳で立ち技も引退(自分の中で)し、仕事に勤しんでいたのですが、やはり格闘技が好きなのか柔術を始めたくてしかたなかったあの頃、気がつけば見学に行きその場で入会しました。
立ち技畑で育った私は初めての組み技寝技に困惑しながらもその魅力にはまってしまいます。
入会して一年半、青帯を頂いた時は嬉しかったです。柔術での黒帯は私の人生最後の黒帯にしたいと頑張りたいと思います。
柔道編
柔術を、やり始め青帯を取った頃に兼ねてから興味が湧いていた柔道をやってみる事にしました、柔術と柔道は似て非なる物、ルールの違いで長所が左右極端に分かれてしまったような二つです、と言うことは、いいように考えれば互いの足りない部分を補い合える両競技、柔術プラス、週一で通い出し三ヶ月程度たち、昇段試合に行きました、見事オール技ありからの寝技で黒帯獲得!嬉しかったですねー。
たいして凄くもなんともない功績ですが、私の人生では大切な出来事だった事をお話させて頂きました。
柔道の寝技と柔術の寝技 いろいろ比較
柔道の寝技と柔術の寝技というタイトルで記事を書かせていただきます。
この記事ではどちらが強いとか優れているという観点ではなく
両競技をしている者が感じる特徴や練習の時に気を付ける事を書かせていただこうとおもいます。
柔道の寝技とは
柔道の寝技は柔術でいう所のパスガードと亀返しこの二つをもってほぼ全てだと思います。練習もパスガードをする所まで、亀を返す所まで、なおかつコウチャクさせるまで。つまり、不利な側はコウチャクをさせることも目的として意味を持ちます。
ですので、競技柔術の練習範囲や攻防、決着の範囲を100%とすると20%くらいしか競技的範囲が無いと思います。
こういう言い方は好きではありませんが柔術の人はよく柔道の人は寝技ができないといいます、これは、もちろん立ち技中心の練習であるという事を意味するのですが、それ以上に先ほど述べた競技範囲が狭いという意味を雑に言っているという印象があります。
亀について
柔道での寝技では亀が非常に多用されます。
亀はそのまま固まっておけば「マテ」がかかりますので、技を掛け損じて不利な体勢で倒れてしまっても亀になりしのぐことができます。
これは柔道をいう競技を非常に面白くさせるルールで亀が無いとリスクが高くて技を毛蹴る事ができません。
実際柔術ではそのようになってしまいます。
柔術のルールでは投げたはいいがバックを取られてしまえば負けてしまうのですから。
しかし、その亀が柔道の寝技を独特な進化に導きます。
柔道以外の競技では投げられた場合上を向きます、そしてガードポジションになります、しかし柔道では亀になります。
MMAはじめ柔術でも相手のバックを取るために試行錯誤をするのですが柔道では自らすすんでバックを取らせる体制になります、そのせいでMMAや柔術の技ではわざわざバックを取るために苦労するのですが、柔道ではその技が必要なくなってしまいます。必要ないどころか使えない技になってしまうのです・・・・
デラヒーバやベリンボロを駆使していきなりバックをとるような高度な技術をしかけなくても、自らくるっとバックを・・・それが亀です。
そして、柔道ではMMAや柔術とは真逆の表を向かせる為に試行錯誤しなければなりません、これは柔道独自の技術だと思います。
空手の引手について。
引手はご存じでしょうか?
伝統空手など入門されると、突いた方とは逆のてを腰まで引く事を指示されます。
ボクシングの様にパンチを出すと
先生「引手をしっかり!!!!」
と注意されますし、試合でもポイントを取ってもらえません。
つまり引手はすごく重視されている動作ということになります。
しかし
ボクシングやキックボクシングなど他の競技に転向した場合
その引手を注意されます
コーチ「逆の手はガードだろ!」っと。
それでも、引手にメリットがあれば、これは〇〇の為です。と言えそうなもんですが聞いたことがありません。
そもそも引手とはなんの為にあるのでしょうか?
私が知りうる限りは下記理由です。
【現代空手の引手】
・試合形式に対応する為、剣道の残心と同様に取り入れられた様式
・型の突きの時の引手を組手に引用させ空手らしさを出した
・突きに切れやスピードを出す為
【本来の引手】
・引手で相手の腕や袖、襟などをひき付けながら、または固定しながら突く
・引手を引いて単発を正確に打つことにより柔術家からのグリップを回避する為
・突きに切れやスピードを出す為
現代の空手の先生は引手については・突きに切れやスピードを出す為と解説される方が多いように思います。
本来古流の空手では引手は必ずではありません、むしろ構えたまま突くほうが多いように思えます、例えば三戦の様にです。
また、日本人は着物や浴衣のような服を着ていたためボクシングスタイルでクリンチすると柔術家につかまれて投げられる可能性があるため、引手を用いて素早い突きを心がけたという説もあります。
これは、中国でも北、南、温かい地域や寒い地域などで手先の手法が異なってきます合気道がチョップを真上に振り上げてから打つのも武士が着物を着た状態での動作を考えた動きになります。
つまり、現代の空手のルール、他の格闘技のルールや衣服を考慮してみると引手は無いほうがいいのではないかと私は考えました。
縦拳と横拳 どっちがいいの?
どの格闘技でも武術でもパンチってありますよね♪
パンチって流派や競技によってよしとされている打ち方が全然違うんです。
ご存じでしたでしょうか?
今日はそのパンチについて書いてみたいとおもいます。
ではまず、パンチの種類をざらっと↓
空手正拳突(横拳)「人差し指と中指の付け根の骨を当てる」
ボクシング(横拳)「空手と同じかグローブによっては第二関節部分の時もある」
少林寺拳法(縦拳)「中指、薬指、小指の三指の根元の部分を当てる」
日本拳法(縦拳)「人差し指と中指の付け根の骨を当てる」
合気道(縦拳)「当てる気は無いが縦拳」
縦、横、あとは当てる拳の部位がちがいますね。
一般的に縦と横の違い、特性はスピードと威力の違いなどと言われますが、私はそれだけではないと思います。
私なりの結論としましては
①距離によるもの
②競技による拳の防具、当てられる部分の防具によるもの
この二つが主な理由だと思います、私がスピード重視なので縦、威力重視なので横の意見を半分否定しているのは以下の理由です。
もし上記が理由としているならば
どの競技でもジャブ的なけん制攻撃は縦、決めるといは横のような使い方をする、もしくは基本練習ではするはずですがそのような流派、競技は少ないです。
では
①距離によるもの
とはどういうことなのか、本来腕の構造上
距離が近い時は拳が上むき
距離が少し離れている時は縦むき
距離が離れている時は横むき
距離がとても離れているときは親指が下向き
がベストパフォーマンスがでる形なのだと思います。
フルコン空手では下突は拳が上むき
肘を120度くらい伸ばせば当たる距離なら縦拳
それ以上離れていれば横拳でうったりします。
②競技による拳の防具、当てられる部分の防具によるもの
フルコン空手では素手で生の腹をなぐるので拳の向きなど繊細な部分にも気を使います(当て方で全然効きが変わってきます)が、グローブや同当て、面などを着用していると拳のピンポイントであてることができないためアバウトになってしまいます。
フックも縦と横があります
フックの縦と横も基本的には威力とスピードが違うとされていますが
これもグローブを付けているとあまり変わらなく、素手ですると大いに意味が変わってきます。
まず、縦拳は近距離で使用します、モーションが少なくまた上記で述べたように力が効率よくはいります。しかし欠点もあります、相手が下がって防御すると、つまり距離をあやまってしまうと拳の内側つまり指の骨でヒットしてしまい痛めてしまうときがあります。一方横拳ですとこのようなことは少なく安全です。
私は超近距離以外は横拳でフックを打つようにしています。
ブラジリアン柔術と柔道
ブラジリアン柔術と柔道
似て非なるこの両者の特徴を解説してみることにした。
~帯制度~
柔術も柔道も帯制度があり
柔道
は大人の場合白から始まり初段を取り黒帯を巻く
1級、黒帯を取る前に茶帯をする人もいるが大体、白から黒が多い。
黒帯までの期間、半年~3年程度
柔術は白・青・紫・茶・黒となる
帯にはストライプがあり各0~4本のストライプののち帯が上がる
黒帯までの期間10年以上
空手の青帯と言えば初めて半年くらいのまだ、素人感のある方というイメージですが柔術での青帯は違います!プロのMMA選手でも青帯や紫帯がおおいんです♪
なぜこんなにちがうのか?
簡単に言えば競技人口に対する絶対評価なのか相対評価なのかです。
つまり、柔道の場合は昇段試験で3回以上勝てば(大雑把に言うと)黒帯になれます。
柔道二段は初段ばかりの人で試合をして3回以上勝てば(大雑把に言うと)二段です。
※厳密には各都道府県の条件を講道館のHPよりご確認ください♪
が柔術の場合は各帯で数回入賞しないと帯があがりません。
1回入賞するとストライプが1本増えるとしたら4回入賞で青帯
4回入賞するには15回くらいは勝ち星を挙げる形になります。
などと言われます。
※個人の意見ですが柔術の白帯とはいえ、柔道や空手の有段者など格闘技経験者が多いイメージがあります。
柔術の場合は強くないと帯が上がらないわけなので
柔道で例えると
初段や二段が青帯とするならば
紫帯は県内の大きな大会で入賞経験が複数回ある人
茶帯は全国大会で何勝かしてる、ベスト8に入ったことが複数回ある
黒帯はオリンピック強化選手や世界大会に出たことがある
などに置き換えられるのではないかと思ったりする。
もちろん上記難易度は地方や国によって異なるので異論は甘んじて受付ますw
それは、、、
足関節だと思います。
というのも古い柔道には足関節は存在していたようですが
現在の競技柔道では禁止になっており、もちろん練習はしません。
柔術では帯によって段階的に開放されていくのですが紫帯以上の人で足関節が全くできない人というのはいないと思います。
ですので、柔道黒帯の人が柔術競技者となり
柔道黒帯の人が柔術の技をどこまで知っているか?
となったときに紫とは言えない、ということで青という表現になってしまうという事も理由なのではないかと思います。
この様に似て非なる競技である柔道と柔術
空手にしても、伝統空手、フルコンカラテ、硬式空手は似て非なる競技ですしスポーツではよくある話だと思います。
~ルールに関して~
代表的なルールを上げると
柔道
・相手の背中全面を地面につけるように転ばせると一本
・相手の背中片面を地面につけるように転ばせると技あり
・相手の背中及び両肩を一定時間抑え込むとい一本
・帯より下を持つことは禁止
・足関節禁止
・膠着状態になると待て
・関節技やチョークなどでギブアップさせると一本
・ポイント(テイクダウン、スイープ、パスガード、マウント、バックコントロール、ニーオンベリーのポイントが多かったほうが勝者となります)簡単にいうと馬乗りになったり、それを返したり優位な体制をとるとポイントが加算されていきます。
・待ては基本的にない
※首や背骨にダメージを与える技(サソリ固、バックドロップ)や、打撃、指関節は禁止
とはいえ、ピンとこない人様に互いの競技を知らない者同士が乱取りをしてよく起こりそうな項目を書いてみました。
柔術では基本どこをもってどんなことをしても良いが、柔道では組み方や持ち方場所など反則行為がおおいので組み合った瞬間柔道の人が「え???」と思うことがある。
例えば、タックルやズボンをグリップしたり組み合わなかったり。柔道では即反則行為が柔術ではOKなことが多いです。
組み合わずに引き込みをする。
柔道は組み合って投げ合うという競技に対して柔術はそのような決まりはなく相手からギブアップを取るという競技なので、相手をつかんで寝技に引き込む行為が多くみられます。柔道家は引き込まれたら、マテがかかるのを待つか亀になったりするので攻防が止まることが多いのですが、柔術家はここからが本番なので技をバンバンかけてきます。
柔道家がガッツリ一本の取れる投げをするが、ポイントにならず、バックを取られるなど。柔道では投げ切る事を念頭になげるので投げた後どんなに不利な体勢になってもOKなのですが、柔術は投げてもその後の体制が有利でなければポイントにはなりませんし、投げた後に相手に背中で乗っかるような形だとチョークなどくらってしまったりバックポジションのポイントを取られてしまうことがあります。
どうでしょうか、柔術と柔道について少しでも知っていただけたのであれば幸いです。
合気道の達人は存在するのか?したのか?
今更のお題でもあるのですが、合気道の達人は存在するのか?
というお話をさせて頂きたいと思います。
当方格闘技歴プロフィール
少年期:伝統空手(初段)
10代後半~:フルコン空手とキックボクシングを同じジム(フルコン二段)
20代半~:ブラジリアン柔術(紫帯) 柔道(二段)
合気道の達人の定義としましては
「合気道の鍛錬をしてとても強くなった人」としたいと思います。
合気道の達人だと、合気道がすごく上手い人とも取れるので今回はめちゃ強い人という事を達人の定義としてお話したいと思います。
合気道の達人と言えば「植芝盛平」「塩田剛三」を思い浮かべる人が多いと思います。合気道の達人と言えばこの二人を置いてお話はできません。
このお二方が強かったかどうか?
僕は強かったと思います、その理由は簡単で、、、、
お二人ともゴリッゴリの柔道上がりだからです。
昔の選手と今の選手のレベルが同じとは思わないですがお二人とも柔道を習いかなり強かったと記録があります。
ここで私の実体験からこんな事をおもいだします。
私が柔道を始めたころ既に空手の有段者でキックボクシングの試合もちょいちょいでた経験がありました。が
道場に行き始めて数回目の時です、おそらく60歳は越えていて身長は僕より10Cm以上は低く結構細めの有段者のおじいさんと段取りをしました。
結果、私は投げることができなく、数回か投げられてしまいました。
柔道超初心者の私は空手やキックの立ち方、ステップで柔道技もろくにしらずにじいさんを振り回してこかしてやろうとおもいましたがうまく行くはずがありませんでした。
コレが昔なら、腕っぷしに自信のある青年が小柄なじいさんに投げ飛ばされたとなるわけです。
例えばお二方が今でいう国体レベル・オリンピックレベルだとすると、柔道経験者であってもすぐに吹っ飛ばされることしょう。
この事からお二方が強かったのは、そもそも
ゴリゴリの柔道上がりだから という見解になってしまうのです。
私は今までトップ選手と練習させて頂いたりセミナーに行って指導頂いたことがあります。
トップ選手になると私などでは全く相手にならず、何をしても嘘のように返されてしまいます。
私より小さい選手でブラジリアン柔術黒帯の国際的な選手に指導いただいた時などは、マウントから始めても10秒くらいで必ずかえされますし
柔道の全国大会入賞経験のある選手と組み合った時はやはり1分も立っていられません。
このようなTOP選手の動きははたから見るとあまり派手な動きや強烈な筋力を使っているようには見えません。 つまるところ達人の動きそのものなのです(トップ選手だから達人なのはあたりませですがw)
しかし、競技指導なので神秘的な部分はほとんどなく、技術や経験、のなすものだと屈服させられるものです。
しかし、しかし、、
植芝盛平が合気道にしてからは競技ではなくなってしまったので達人の技をまねて練習するようになったのだと思います。
例えば柔道の出足払いという基本的な技がありますが、トップ選手にしかけられるとたまったものではありません、動き事態もシンプルで踏み出した足が着地する瞬間に足払いをして倒すというだけです。だれでも5分くらいで形は覚えることができます。
しかしこれを物にするには、長きにわたる乱取りや打ち込みが必要になります。
合気道は乱取りがないので実戦で使えるまで練習できないのです。
柔道の技でも空手でも乱取りをしないと人に技を掛けることは難しいと思います。
一本背負いの形を教えても、乱取りなどの練習をしないと誰も使えた物ではないと思います。
つまり
塩田剛三は植芝盛平が達人になってから作ったエッセンス、合気道を
塩田剛三が柔道の達人であったため使うことができた。
そして合気道は強くなるためのメソッドが完全に欠けており
が答えではないかと思う。
メソッド作りや環境、ルール構築などが上手かったので
競技的にも、成功し総合格闘技でも猛者を生み出しているのだと思う。
講道館柔道加納治五郎も
メソッド作りや環境、ルール構築などが上手かったのでオリンピック採用の国技にまで成長したのだと思うが、ルールや団体がオリンピックに寄せすぎて総合格闘技ではなかなか苦戦する状況
では現在合気道の達人はいるのか?
に対しての答えはどうか?
~合気道の達人は存在するのか? 結論~
柔道の達人が合気道を勉強したら達人になるの?
とおもいますが、実戦での使い方が失伝してしまっている可能性があるため難しいかもしれません。
おそらく、今の合気道家でなかなか強いんじゃないかと思われる人がいるとすればおそらく柔道やレスリングなどの経験者ではないかと思います。
もしくは、合気道ベースではあるが柔道や空手の何かを取り入れ独自ルールで乱取りや試合をしている者。悪いとは全然おもいませんが、今回お話している王道の合気道とは
区別させていただくとします。
少し昔、空気投げの達人が瞬殺された試合がありましたが
本当に使える人がいるならば一度はお目にかかってみたいと思います。