縦拳と横拳 どっちがいいの?
どの格闘技でも武術でもパンチってありますよね♪
パンチって流派や競技によってよしとされている打ち方が全然違うんです。
ご存じでしたでしょうか?
今日はそのパンチについて書いてみたいとおもいます。
ではまず、パンチの種類をざらっと↓
空手正拳突(横拳)「人差し指と中指の付け根の骨を当てる」
ボクシング(横拳)「空手と同じかグローブによっては第二関節部分の時もある」
少林寺拳法(縦拳)「中指、薬指、小指の三指の根元の部分を当てる」
日本拳法(縦拳)「人差し指と中指の付け根の骨を当てる」
合気道(縦拳)「当てる気は無いが縦拳」
縦、横、あとは当てる拳の部位がちがいますね。
一般的に縦と横の違い、特性はスピードと威力の違いなどと言われますが、私はそれだけではないと思います。
私なりの結論としましては
①距離によるもの
②競技による拳の防具、当てられる部分の防具によるもの
この二つが主な理由だと思います、私がスピード重視なので縦、威力重視なので横の意見を半分否定しているのは以下の理由です。
もし上記が理由としているならば
どの競技でもジャブ的なけん制攻撃は縦、決めるといは横のような使い方をする、もしくは基本練習ではするはずですがそのような流派、競技は少ないです。
では
①距離によるもの
とはどういうことなのか、本来腕の構造上
距離が近い時は拳が上むき
距離が少し離れている時は縦むき
距離が離れている時は横むき
距離がとても離れているときは親指が下向き
がベストパフォーマンスがでる形なのだと思います。
フルコン空手では下突は拳が上むき
肘を120度くらい伸ばせば当たる距離なら縦拳
それ以上離れていれば横拳でうったりします。
②競技による拳の防具、当てられる部分の防具によるもの
フルコン空手では素手で生の腹をなぐるので拳の向きなど繊細な部分にも気を使います(当て方で全然効きが変わってきます)が、グローブや同当て、面などを着用していると拳のピンポイントであてることができないためアバウトになってしまいます。
フックも縦と横があります
フックの縦と横も基本的には威力とスピードが違うとされていますが
これもグローブを付けているとあまり変わらなく、素手ですると大いに意味が変わってきます。
まず、縦拳は近距離で使用します、モーションが少なくまた上記で述べたように力が効率よくはいります。しかし欠点もあります、相手が下がって防御すると、つまり距離をあやまってしまうと拳の内側つまり指の骨でヒットしてしまい痛めてしまうときがあります。一方横拳ですとこのようなことは少なく安全です。
私は超近距離以外は横拳でフックを打つようにしています。