人と人が戦う事について考える。

自称w格闘技、武術、武道研究家 当方格闘技歴プロフィール 少年期:伝統空手(初段) 10代後半~:フルコン空手とキックボクシングを同じジム(フルコン二段) 20代半~:ブラジリアン柔術(紫帯) 柔道(二段) その他経験した物:詠春拳・形意拳・太極拳 ※非プロの二流競技者です♪

合気道の達人は存在するのか?したのか?

今更のお題でもあるのですが、合気道の達人は存在するのか?

というお話をさせて頂きたいと思います。

 

当方格闘技歴プロフィール

少年期:伝統空手(初段)

10代後半~:フルコン空手とキックボクシングを同じジム(フルコン二段)

20代半~:ブラジリアン柔術(紫帯) 柔道(二段)

その他経験した物:詠春拳形意拳太極拳

 

合気道の達人の定義としましては

合気道の鍛錬をしてとても強くなった人」としたいと思います。

合気道の達人だと、合気道がすごく上手い人とも取れるので今回はめちゃ強い人という事を達人の定義としてお話したいと思います。

 

合気道の達人と言えば「植芝盛平」「塩田剛三」を思い浮かべる人が多いと思います。合気道の達人と言えばこの二人を置いてお話はできません。

 

このお二方が強かったかどうか?

僕は強かったと思います、その理由は簡単で、、、、

お二人ともゴリッゴリの柔道上がりだからです。

昔の選手と今の選手のレベルが同じとは思わないですがお二人とも柔道を習いかなり強かったと記録があります。

 

ここで私の実体験からこんな事をおもいだします。

私が柔道を始めたころ既に空手の有段者でキックボクシングの試合もちょいちょいでた経験がありました。が

道場に行き始めて数回目の時です、おそらく60歳は越えていて身長は僕より10Cm以上は低く結構細めの有段者のおじいさんと段取りをしました。

結果、私は投げることができなく、数回か投げられてしまいました。

柔道超初心者の私は空手やキックの立ち方、ステップで柔道技もろくにしらずにじいさんを振り回してこかしてやろうとおもいましたがうまく行くはずがありませんでした。

コレが昔なら、腕っぷしに自信のある青年が小柄なじいさんに投げ飛ばされたとなるわけです。

 

例えばお二方が今でいう国体レベル・オリンピックレベルだとすると、柔道経験者であってもすぐに吹っ飛ばされることしょう。

 

この事からお二方が強かったのは、そもそも

ゴリゴリの柔道上がりだから という見解になってしまうのです。

 

植芝盛平合気道を作ってから今に至るまで~

私は今までトップ選手と練習させて頂いたりセミナーに行って指導頂いたことがあります。

トップ選手になると私などでは全く相手にならず、何をしても嘘のように返されてしまいます。

私より小さい選手でブラジリアン柔術黒帯の国際的な選手に指導いただいた時などは、マウントから始めても10秒くらいで必ずかえされますし

柔道の全国大会入賞経験のある選手と組み合った時はやはり1分も立っていられません。

 

このようなTOP選手の動きははたから見るとあまり派手な動きや強烈な筋力を使っているようには見えません。 つまるところ達人の動きそのものなのです(トップ選手だから達人なのはあたりませですがw)

 

しかし、競技指導なので神秘的な部分はほとんどなく、技術や経験、のなすものだと屈服させられるものです。

 

しかし、しかし、、

植芝盛平合気道にしてからは競技ではなくなってしまったので達人の技をまねて練習するようになったのだと思います。

例えば柔道の出足払いという基本的な技がありますが、トップ選手にしかけられるとたまったものではありません、動き事態もシンプルで踏み出した足が着地する瞬間に足払いをして倒すというだけです。だれでも5分くらいで形は覚えることができます。

しかしこれを物にするには、長きにわたる乱取りや打ち込みが必要になります。

合気道乱取りがないので実戦で使えるまで練習できないのです。

柔道の技でも空手でも乱取りをしないと人に技を掛けることは難しいと思います。

一本背負いの形を教えても、乱取りなどの練習をしないと誰も使えた物ではないと思います。

 

つまり

植芝盛平は強かったが合気道で強くなったわけではなく

植芝盛平が達人になってからのエッセンスが合気道となった

塩田剛三は強かったが合気道で強くなったわけではなく

塩田剛三植芝盛平が達人になってから作ったエッセンス、合気道

塩田剛三が柔道の達人であったため使うことができた。

そして合気道は強くなるためのメソッドが完全に欠けており

植芝盛平塩田剛三はメソッド作りは才能がなかった。

 

が答えではないかと思う。

 

ブラジリアン柔術の開祖 グレイシー一族は自身の強さ以上に

メソッド作りや環境、ルール構築などが上手かったので

競技的にも、成功し総合格闘技でも猛者を生み出しているのだと思う。

 

講道館柔道加納治五郎も

メソッド作りや環境、ルール構築などが上手かったのでオリンピック採用の国技にまで成長したのだと思うが、ルールや団体がオリンピックに寄せすぎて総合格闘技ではなかなか苦戦する状況

 

 

では現在合気道の達人はいるのか?

に対しての答えはどうか?

 

合気道の達人は存在するのか? 結論~

 

柔道の達人が合気道を勉強したら達人になるの?

とおもいますが、実戦での使い方が失伝してしまっている可能性があるため難しいかもしれません。

 

おそらく、今の合気道家でなかなか強いんじゃないかと思われる人がいるとすればおそらく柔道やレスリングなどの経験者ではないかと思います。

 

もしくは、合気道ベースではあるが柔道や空手の何かを取り入れ独自ルールで乱取りや試合をしている者。悪いとは全然おもいませんが、今回お話している王道の合気道とは

区別させていただくとします。

 

 

 

少し昔、空気投げの達人が瞬殺された試合がありましたが

本当に使える人がいるならば一度はお目にかかってみたいと思います。